両次
りょうじ
名詞-の形容詞名詞
標準
two (times)
文例 · 用例
」三十三、思案投首の体の事 並に意外なる成行の事 場面一転して、ここは永田町内相官邸、会議室の大テーブルを囲んでいるのは、内務、外務両大臣と各両次官、欧亜局長の五人。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
あたかもこのころ、永田町の内相官邸では、前々回に引続いて例の六人の大人物、すなわち、内務、外務両大臣と両次官、欧亜、警保の両局長が、いずれも疲労困憊の頂点において、暗澹と椅子の中に沈み込み、額に苦悩の皺を刻んで呻吟をつづけている。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
その中で為朝は一人、いつまでもつかまらずに、近江の田舎にかくれていましたが、戦の時にうけたひじの矢きずがはれて、ひどく痛み出したものですから、ある時近所の温泉に入って矢きずのりょうじをしていました。
— 楠山正雄 『鎮西八郎』 青空文庫
二人の話によると、東京では、家もないし、揉みりょうじを頼む人もあまりないので、これから、長野の温泉場をまわってみると云うことだった。
— 林芙美子 『おにおん倶樂部』 青空文庫
娘のお春は十六ですが、男っ振りの良い駒三郎が、夢中になるようなきりょうじゃございません」「なるほどね」「まだありますよ。
— 花見の留守 『銭形平次捕物控』 青空文庫
姉の浅よりも一段のきりょうじゃな」「ヘエ――」 土佐守はもう盃を持っております。
— 玉の輿の呪い 『銭形平次捕物控』 青空文庫
お夏と申しますが、年は十九の厄で」「大層なきりょうじゃないか」「ヘェ、世間ではよくそう仰しゃいますが」「ちょいと、あの娘に訊き度いことがある、呼んでくれないか」「ヘェ」 番頭の弥八が立去ると、間もなく先刻の娘は、唐紙をそっと開けて、滑るようにフワリと入って来ました。
— 鬼の面 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「骨は、折れとらんと思いますが、早く医者にかかるか、もみりょうじしたほうがよろしいで」「もみ医者なら中町の草加がよかろう。
— 壺井栄 『二十四の瞳』 青空文庫
作例 · 標準
第一回と第二回の両次にわたる調査の結果、この地盤が非常に脆いことが判明した。
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秋と春の両次に分けて行われた特別展は、どちらも多くの入場者で賑わった。
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会議は両次にわたって開催されたが、結局結論が出ないまま持ち越しとなった。
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