堕す
だす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞頻度ランク #6253 · 青空 161 例
標準
to degenerate
文例 · 用例
従つてセンチメンタリズムに堕することからあぶない所で脱かれてゐる。
— 中原中也 『菊岡久利著「貧時交」』 青空文庫
大抵の詩人は、物語にゆくか感覚に堕する。
— 中原中也 『河上に呈する詩論』 青空文庫
そして、その智は無論叡智と云へる程の神々しさはないが、また時には才智と云へば云へる上滑りした智に堕する傾向を持つてゐるが、それは可成り鋭い発見力と、細かな解剖力と、確かな批判力とを持つてゐる明智だと云へば、一番当つてゐるやうに思はれる。
— ――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 『現代作家に対する批判と要求』 青空文庫
そういうわけであるから、これ以後も従前のごとく逐条的詳細の紹介解説をするとすれば、それはあまりにしばしば無用な重複に陥り、またあまりにわずらわしき些末の詮索に堕するほかはないであろう。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
まかり間違うと、鼻持ちならぬキザな虚栄の詠歎に似るおそれもあり、または、呆れるばかりに図々しい面の皮千枚張りの詭弁、または、淫祠邪教のお筆先、または、ほら吹き山師の救国政治談にさえ堕する危険無しとしない。
— 太宰治 『父』 青空文庫
又、真実の処、能のヨサの正体をこれ以上に説明すると、第二義、第三義以下のブチコワシ的説明に堕するので、能のヨサを第一義的に自覚するには「日本人が、自分自身で、舞いか、囃子をやって見るのが一番捷径」と固く信じている者である。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
されども風雨|簷瓦を堕す。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
飢え凍えようとする妻子のことよりも、己の乏しい詩業の方を気にかけているような男だから、こんな獣に身を堕すのだ。
— 中島敦 『山月記』 青空文庫
作例 · 標準
かつての名門大学も、今や質の低下が指摘され、堕す一方だ。
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彼は誘惑に負け、ついには悪の道に堕してしまった。
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権力を持つ者が、その力を私利私欲のために使うと、必ず堕する。
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