一代
いちだい
名詞
標準
generation
文例 · 用例
学校のおつとめからお帰りになって、隣りのお部屋で、私たちの話を立聞きして、ふびんに思い、厳酷の父としては一世一代の狂言したのではなかろうか、と思うことも、ございますが、まさか、そんなこともないでしょうね。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
一世一代だぞ、これあ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
「乃木大将一代記」なる映画は今以てハツキリと覚えてゐる。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
芥川龍之介は一代の才人であり、琴棋書画のあらゆる文人芸に達した能士であつたが、その俳句は、やはり多分にもれず文人芸の上乗のものにしか過ぎなかつた。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
初めの半分はオラーフ・トリーグヴェスソンというノルウェーの王様の一代記で、後半はやはり同じ国の王であったが、後にセント・オラーフと呼ばれた英雄の物語である。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
その後にまたつづけて書物の後半になっているセント・オラーフの一代記を読んだ。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
一代前の云い置きなどを歯牙にかける人はありそうもない。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
かういふ意志や眼といふものが、一代二代でできはしない。
— 宮沢賢治 『疑獄元兇』 青空文庫
作例 · 標準
この刀は、刀匠が一代の技と魂を込めて打ち上げた傑作だ。
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一代で築き上げた会社を息子に譲り、彼は静かに引退した。
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この遺跡は、古代の王が一代で完成させようとした巨大なプロジェクトだった。
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彼は一代の英雄として、その時代の困難に立ち向かった。
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