御代
みよ
名詞頻度ランク #1607 · 青空 445 例
標準
(imperial) reign
文例 · 用例
街道の並木の松さすがに昔の名残を止むれども道脇の茶店いたずらにあれて鳥毛挟箱の行列見るに由なく、僅かに馬士歌の哀れを止むるのみなるも改まる御代に余命つなぎ得し白髪の媼が囲炉裏のそばに水洟すゝりながら孫|玄孫への語り草なるべし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
古い一例を挙げれば清和天皇の御代|貞観十六年八月二十四日に京師を襲った大風雨では「樹木有名皆吹倒、内外官舎、人民|居廬、罕有全者、京邑衆水、暴長七八尺、水流迅激、直衝城下、大小橋梁、無有孑遺、云々」とあって水害もひどかったが風も相当強かったらしい。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
斉明天皇の御代に二艘の船に分乗して出掛けた一行が暴風に遭って一艘は南海の島に漂着して島人にひどい目に遭わされたとあり、もう一艘もまた大風のために見当ちがいの地点に吹きよせられたりしている。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
また仁明天皇の御代に僧|真済が唐に渡る航海中に船が難破し、やっと筏に駕して漂流二十三日、同乗者三十余人ことごとく餓死し真済と弟子の真然とたった二人だけ助かったという記事がある。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
一通りの定まった版行で押した項目だけを暗誦的に説明してしまえばそれでもうおしまいで先様御代りである。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
そうしてこれを歴史的に見ますと、平安朝に入るとその例外がますます多くなって来て、そうして醍醐、村上の御代になりますと、かような区別のあった痕迹も見えないのであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
「妹と二人で家をあけちゃあ困るんですけれど、きょうはよんどころない御代参を頼まれたもんですからね。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
一人で二つ願っちゃあ、あんまり慾張っているようで勿体のうござんすから、自分は自分、妹は御代参と、こう役割を決めてまいりました」「これが病気とでもいうのかえ」 松吉は親指を出してみせると、女は肩を少しそらせて笑った。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
明治の御代から続く、伝統ある和菓子屋を営んでいる。
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天皇陛下の御代が長く平和であることを願って、祈りを捧げた。
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父はよく「昭和の御代は活気があった」と懐かしそうに話す。
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