軒輊
けんち
名詞動詞-サ変
標準
high and low
文例 · 用例
さてわれは姫に對ひてかたばかりの詞を掛けしに、その答いと優しく、他の親族の人々と我との間に、何の軒輊するところもなき如し。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
「それだけ読めれば、君と僕との間に、何の軒輊すべき所も無いね。
— 森鴎外 『二人の友』 青空文庫
三者は相済し相資けて、其の価値に軒輊すべき所あるを見ず。
— 綱島梁川 『予が見神の実験』 青空文庫
個人的欲求と社会的欲求とが軒輊するという考えは根柢的に間違っている。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
若し果してそうならば、社会生活と個人生活とはたしかに軒輊するであろう。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
かかる状態にあって、個人生活と社会生活とが軒輊するのは当然なことではないかと。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
唯狐がたわいのない嘘|吐きであるのは、人間の拵へた古記録と無軒輊である事さへ知つてゐればそれで善い。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
逍遙子はその作の度量によりて詩人の優劣を定めずといふと雖、詩人は叙情詩を作ることに慣るゝと、戲曲を作ることに慣るゝとによりて、逍遙子がために其作の度量を軒輊せらるゝことを免れず。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
作例 · 標準
二人の意見は軒輊せず、議論は平行線をたどった。
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両チームの実力は軒輊なく、試合は延長戦にもつれ込んだ。
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彼の作品は、賛否両論あり、評価が軒輊している。
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