肉刺
まめ異読 マメ
名詞頻度ランク #12920 · 青空 0 例
標準
blister
文例 · 用例
九歳になる女の子は裁縫用の鋏で丁寧に一尺四方ぐらいの部分を刈りひらいて、人差し指の根もとに大きなかわいい肉刺をこしらえていた。
— 寺田寅彦 『芝刈り』 青空文庫
おつぎは其處へ聚つた近所の女房に自分の手を見せて「俺らこんなに肉刺出つちやつたんだよ」と呟いた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
「此の肉刺はとがめめえか」おつぎは手の平の處々に出た肉刺を見て心配相にいつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
さうして針の先でおつぎの湯から出たばかりで軟かく成つた手の肉刺をついて汁液を出して其處へそれを貼つて遣つた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
「肉刺なんぞ出たらば出たつておとつゝあげいふもんだ、他人のげなんぞ見せたりなにつかするもんぢやねえ、汝等なんにも知らねえから仕やうねえ、田耕え始まりにやおとつゝあ等見てえな手だつてかうえに出んだか見ろ。
— 長塚節 『土』 青空文庫
百姓にしては比較的小さな手は腫れたかと思ふ程ぽつりと膨れて、どれ程樫の柄を攫んでも決して肉刺を生ずべき手でないことを明かに示して居る。
— 長塚節 『土』 青空文庫
一年余りして職人に屋根を修理せしむると、失うた金の肉刺しが石に落ちて鳴った。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
隣の卓では若い岡倉天心が外国人と相対いに肉刺を動かしつつ巧みな英語を滑らかに操つッていた。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
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肉刺(まめ)は手や足にできる水疱(水ぶくれ)で、医学的には外傷性水疱(がいしょうせいすいほう)とも呼ばれている。皮膚に摩擦などの機械的刺激が加わることで生じる水疱のこと。靴ずれでも同じ原理で生じる。
出典: 肉刺 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0