御沙汰
ごさた
名詞
標準
(imperial) words
文例 · 用例
『立像』の新短歌について何か思ったことを書けとの御沙汰でしたから手近にあった第三号をあけてはじめから歌だけ拾って読んで行きました。
— 寺田寅彦 『御返事(石原純君へ)』 青空文庫
今朝ほど、今すこし前のまだ暗いうちに、御城内から大至急の赤札付きの御差紙が参りまして、年|老っておりまする父、半左エ門へ即刻、出頭せいとの御沙汰で御座います。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
たとひ紋着で袴を穿いても、これが反對で、女湯の揚場に、待つ方が旦と成ると、時節柄、早速其の筋から御沙汰があるが、男湯へ女の出入は、三馬以來大目に見てある。
— 泉鏡太郎 『錢湯』 青空文庫
いや、追ってその許に、恩賞の御沙汰これあるよう、僕から上申を致そう、たしかにそれが見たいものじゃが、というに亭主はほくほく喜び、見事善根をしたる所存、傍聞する女房を流眄に懸けて、乃公の功名まッこのとおり、それ見たかといわぬばかり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
」三太夫は呑込顔、「ありゃ、御沙汰止に遊ばされい。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
三日、己亥、今日御書を以て、大宮大納言殿の方に仰せらるる事有り、公家より西国の御領等の臨時の公事を課せらるるなり、一切御沙汰に及ぶ可からざるの由、広元朝臣の如き、之を申すと雖も、仰せて曰く、一向停止の儀に於ては、然る可からず。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
どうせ、恐入るものをさ、あとで気がつけば青森へ着いてからでも御沙汰は同じだものを、ちっとでも里数の少い方がお詫がしいいだろうでもって、馬鹿さが堪らない。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
某へは三斎公御名|忠興の興の字を賜わり、沖津を興津と相改め候様御沙汰有之候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
作例 · 標準
「畏れ多くも陛下より身に余る御沙汰を賜り、ただただ恐縮するばかりです。」
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歴史小説の中で、将軍が功績のあった家臣に対して直々に御沙汰を下す場面がある。
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その人事はまさに天からの御沙汰であり、誰も異議を唱える余地はなかった。
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