物忌み
ものいみ異読 ものいまい・ぶっき
名詞動詞-サ変動詞-自動詞多音語
標準
purification through fasting and abstinence
文例 · 用例
このピタゴラスの話がまるで嘘であるとしても、昔のギリシャかローマに何かそれに類する「禁戒」「タブー」「物忌み」といったようなものがあったのではないかという疑いをおこさせるには十分である。
— 寺田寅彦 『ピタゴラスと豆』 青空文庫
それはいずれにしても、ピタゴラスの豆に対する話はやはりこうした「物忌み」らしく思われるのである。
— 寺田寅彦 『ピタゴラスと豆』 青空文庫
第一、旧記類で見ても、戦乱や物忌みで延すのは勿論、雨や荒天で延期してゐる例も段々あります。
— 折口信夫 『春日若宮御祭の研究』 青空文庫
つまり成女戒前の物忌みのしるしで、女となつて生れ出る式ですから、産室を白くした様に、白無垢にくるまつたのです。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
盆がまと言ふのは、成女戒を受ける前の女児が物忌み生活をした遺風で、まゝごとの起源でもあるのですが、こゝでは、大小二つの竈を作つて、小さい方を家の外へ出して置くのださうです。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
きよまりはきよまはりで、物忌みをして浄める事だつたのですが、白山の聯想から生れ出る事を考へて、うまれとつける様になつたのではないでせうか。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
おもひは我々が直に感じる思ひの外に、古くから近代に到るまで、物忌み・謹慎生活・服忌を意味する用語例があるのである。
— 折口信夫 『和歌の発生と諸芸術との関係』 青空文庫
山籠り・野遊びというのは、里の神事に先立って女だけの共同の物忌みの日があったわけで、里の異性達の眼の届かぬ場所に籠ることによって行われるのである。
— 折口信夫 『雛祭りとお彼岸』 青空文庫
作例 · 標準
祭りの前日、神主は山にこもって厳格な物忌みを行った。
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古くからのしきたりに従い、家族全員で一定期間の物忌みに服した。
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彼は精神を統一するため、日常の雑事を断って物忌みの時間を設けている。
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標準
confinement to one's house on inauspicious days to avoid misfortune (Onmyōdō practice)
作例 · 標準
陰陽師の助言に従い、その日は不吉な方角を避けて物忌みをして過ごした。
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「今日は物忌みの日だから、一歩も外に出てはいけないよ」と祖母が言った。
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彼は暦を見て、悪い運気を避けるために物忌みを行うことに決めた。
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ウィキペディア
物忌み (ものいみ)とは、ある期間中、ある種の日常的な行為をひかえ穢れを避けること。斎戒に同じ。
出典: 物忌み — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0