陰陽道
おんみょうどう異読 おんようどう
名詞
標準
Onmyōdō
文例 · 用例
保胤の兄保憲は十歳|許の童児の時、法眼既に明らかにして鬼神を見て父に注意したと語り伝えられた其道の天才であり、又保胤の父の忠行は後の人の嘖々として称する陰陽道の大の験者の安倍晴明の師であったのである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
今日は髪そぎによい日だろう」 源氏はこう言って、陰陽道の調べ役を呼んでよい時間を聞いたりしながら、「女房たちは先に出かけるといい」 と言っていた。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
陰陽道で日や時の吉凶を詳しく穿議した古風を沿襲しての事と存ずるが、この世を去るに吉日も凶時もあるものかという外人の理窟ももっともだ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
獅子はもとより、象の字をあてゝゐるきさ、或は、陰陽道との交渉をどの点まで切り離せるか訣りませんが、豹を中つ神と言ひ、殊には、態々「韓国の虎とふ神」など言ひながら、古代から其を知つてゐたのです。
— 折口信夫 『神楽(その一)』 青空文庫
此家を舞ひ屋といひ、入口の土間を、舞ひ処(舞戸・舞土とも)と言うて、舞を舞ふところにあて、其中央に釜を据ゑるので、釜の据ゑ方には、やかましい方式が言はれて居ますが、此は陰陽道の方で勝手に考へ出した事です。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
三河ではへんべと言うてゐますが、此は、昔から、陰陽道の方でやかましい方式で行つてゐるのですが、反閇の本道の精神は、陰陽道でやるものではなく、その家の主人がやるべきものだつたのです。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
其力足の方が陰陽道にとり入れられたので、かけ声の方は警蹕になりました。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
此が、陰陽道の五月の端午の節供に習合せられたのであつた。
— その外輪に沿うて 『古代民謡の研究』 青空文庫