鼠盗
そとう
名詞
標準
pilfering
文例 · 用例
しかはあれど、寒きほのほに黄の入日さしそふみぎり、朽ちはてし秋の※オロンほそぼそとうめきたてぬる。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
そうして只圓翁の凜烈の気象は暗にこれに賛助した事になるので、翁の愛嬢で絶世の美人といわれた到氏夫人千代子女史が、夫君の後を趁うて雪中を富士山頂に到り夫君と共に越冬し、満天下の男女を後に撞着せしめた事実も、さもこそとうなずかれる節があるやに察せられる。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
ごろすけ二山家そだちの五郎助が、町へ出てから九年目に、寶の數を背に負うて、峠の道へ來かかれば、いたづら好きの梟が、「五郎助よくも奉公」と、寺の和尚の口眞似を、「さうでもない」と五郎助は、山をこちらへ、いそいそとうまれの里へ初見舞。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
これらのお化けは、いつもやぶけた提灯だの、墓場のそとうばと関係があり、そのそとうばは、昼間日のよくさしている養源寺の墓地にもやっぱりいっぱい古いのや新しいのが立っているのだった。
— 宮本百合子 『道灌山』 青空文庫
取りしらべはそのくらいにしておきましょう」 検事は、そういって、警官たちと、ひそひそとうちあわせを始めた。
— 海野十三 『爆薬の花籠』 青空文庫
今度こそとうとうこんなことになった。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
けれど、エキモスを神さまのお使いだとおもっていましたので、おもてだってお礼にいくこともおそろしいような気がして、ただかげで、ありがたがって、ひそひそとうわさするだけでした。
— 豊島与志雄 『銀の笛と金の毛皮』 青空文庫
しかもその島々の自然的配置が面白く、恐らく火山島だろうと思われる、奇石怪岩がいたるところに散在して、後で聞いたが、天草松島といわれているのも、さこそとうなずかれる風景であつた。
— 長谷健 『天草の春』 青空文庫
作例 · 標準
店員は、客の鼠盗に気づき、静かに監視を続けた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼の小さな鼠盗は、次第にエスカレートしていった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「まさか、あんなに大事なものを鼠盗するなんて!」と彼女は信じられなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite