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意中の人

いちゅうのひと
名詞
1
標準
sweetheart
文例 · 用例
その時、ふと考えついたのは、おぬいさんがすでに意中の人を持っているなということだった。
有島武郎 星座 青空文庫
三昼夜麻畑の中に蟄伏して、一たびその身に会せんため、一|粒の飯をだに口にせで、かえりて湿虫の餌となれる、意中の人の窮苦には、泰山といえども動かで止むべき、お通は転倒したるなり。
泉鏡花 琵琶伝 青空文庫
かの夜、お通は機会を得て、一たび謙三郎と相抱き、互に顔をも見ざりしに、意中の人は捕縛されつ。
泉鏡花 琵琶伝 青空文庫
就中重隆が執念き復讐の企にて、意中の人の銃殺さるるを、目前我身に見せしめ、当時の無念禁ずるあたわず。
泉鏡花 琵琶伝 青空文庫
いまわれ意中の人の傍にありて見れば、さきに厭はしと見つるとは樣かはりて、けふの祭のにぎはひ又面白く、我はふたゝびきのふ衆人に立ち廁りて遊びたはぶれし折に劣らぬ興を覺えき。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
ラフアエロがフオルナリイナ(作者意中の人)は心を動すに足らざるにあらず。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
憐むべし、ポツジヨが意中の人は即亦我意中の人なりしなり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
宮はその身の上の日毎輝き勝るままに、いよいよ意中の人と私すべき陰無くなりゆくを見て、愈よ楽まざる心は、夫の愛を承くるに慵くて、唯機械の如く事ふるに過ぎざりしも、唯継は彼の言ふ花の姿、温き玉の容を一向に愛で悦ぶ余に、冷かに空き器を抱くに異らざる妻を擁して、殆ど憎むべきまでに得意の頤を撫づるなりき。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4