非常識
ひじょうしき
名詞形容動詞頻度ランク #12538 · 青空 271 例
標準
lack of common sense
文例 · 用例
小宮氏の所論に対して、宮森氏の読売新聞に書いた抗議文は甚だ非常識のものであつた。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
言ふ事がまるで非常識で、中学生の頭脳にもなつてゐない。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
セコンドメイトは、私が、どんなに非常識な事をいっても「憤ってはならない」と心の中で決めているらしかった。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
後から考えるとこんなことを聞くのが如何な非常識であったかがよく分るのであるが、その当時自分と同様の質問を車掌に持出した市民の数は万をもって数えられるであろう。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
いかに生意氣ざかりの文學青年とは言ひながら、この非常識は何事だらう。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明氏の近況を聞いて』 青空文庫
僕は文藝春秋子の毒舌をよんで先づ「常識家の非常識」といふことを考へた。
— 萩原朔太郎 『常識家の非常識』 青空文庫
あれほど常識的な英国にでもわれわれに了解の出来ないほど馬鹿げた儀式が残っているようであるが、それが今日では単に国粋保存というような意味ばかりでなく、つまり、常に常識的であるための「非常識デー」として存在の価値を保っているらしく私には思われる。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
この目的がかなり立派に達せられて、しかも根本仮定が非常識だという場合に常識を捨てるか学説を捨てるかが問題である。
— 寺田寅彦 『相対性原理側面観』 青空文庫