無思慮
むしりょ
名詞
標準
thoughtlessness
文例 · 用例
此等の事は少い範圍の經驗で確論する事は甚だ無思慮の事に屬するが、各人は各人で内省的能力を有して居るものであるから、深く自ら考察したら宜からうと思ふ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
母はまず勝治に、その無思慮な希望を放棄してくれるように歎願した。
— 太宰治 『花火』 青空文庫
後漢末の妖賊と稱せられたもの、三輔の駱曜、東方の張角、漢中の張氏、皆神異的と宗教的と結びつき、民庶の生計困難と社會組織改革想望と結びついて起つたもので、そして無思慮の壓迫と無算計の激昂とが相糾纏して遂に漢の社稷を覆すに至つたのであらう。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
これ等の事は少ない範囲の経験で確論する事は甚だ無思慮の事に属するが、各人は各人で内省的能力を持っているのであるから深く自分で考察したら良いと思う。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
もし誤って無思慮にも自分の埓を越えて、差し出たことをするならば、その人は純粋なるべき思想の世界を、不必要なる差し出口をもって混濁し、なんらかの意味において実際上の事の進捗をも阻礙するの結果になるだろう」と。
— 有島武郎 『広津氏に答う』 青空文庫
が、二葉亭は革命党の無力を見縊っていても、その無思慮な軽率なヤリ口に感服しなくてもまるきり革命が起るのを洞観しないじゃなかった。
— 内田魯庵 『二葉亭追録』 青空文庫
けれど庸三は無思慮にもすっかり正面を切ってしまった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
つい無思慮な二人の間の因縁の結ばれた郊外の質素なホテルで、余寒の苛々しい幾日かを過ごそうというだけのことであった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
作例 · 標準
若さゆえの無思慮な行動が、取り返しのつかない事態を招いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼の無思慮な発言のせいで、会議の雰囲気が一気に悪くなった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
無思慮に大金をつぎ込むのは、投資ではなくただのギャンブルだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview