人身御供
ひとみごくう
名詞
標準
human sacrifice
文例 · 用例
T「嫁入前の庄屋の 娘が可哀そうに 人身御供に」S=元の茶店 亭主が話す。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
「あの中間はとんだ人身御供だったな」「そうでしょうか」「一朱や二朱は惜しくねえ。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
通貨が無いからそれを曲入て、人身御供を下げておいで、仁三が何か言句をいおう。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
あけては夫にも告げられねば、病氣の介抱を斷ると云ふわけに行かないので、あい/\と、内に殘る事に成つたのは、俎のない人身御供も同じ事で。
— 泉鏡太郎 『一席話』 青空文庫
上前の摺下る……腰帯の弛んだのを、気にしいしい、片手でほつれ毛を掻きながら、少しあとへ退ってついて来る小春の姿は、道行から遁げたとよりは、山奥の人身御供から助出されたもののようであった。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
その時です、……洗いざらい、お雪さんの、蹴出しと、数珠と、短刀の人身御供は―― まだその上に、無慙なのは、四歳になる男の児があったんですが、口癖に――おなかがすいた――おなかがすいた――と唱歌のように唱うんです。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
こゝまで来てわたくしは大体池上の話の落ちつきどころが判った気がしましたので、「じゃ、その月光とかいうものの一人として今度、あたしがあなたの人身御供に上ったわけなのね」 だが、池上は首を振りました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
殺商主祀天喩一隊商が曠野で颶風に遇った時、野神に供うる人身御供として案内人を殺した。
— 岡本かの子 『百喩経』 青空文庫
作例 · 標準
プロジェクトの失敗の責任を負わされ、彼は人身御供として解雇された。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
昔の伝説では、怒れる神を鎮めるために人身御供が捧げられたという。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
組織を維持するために誰かを人身御供にするようなやり方は、断じて許せない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview