人柱
ひとばしら異読 じんちゅう
名詞
標準
person who died for a cause
文例 · 用例
翌日は東寺に先祖の一海和尚の墓に参って、室戸岬の荒涼で雄大な風景を眺めたり、昔この港の人柱になって切腹した義人の碑を読んだりしたが、残念ながら鯨は滞在中遂に一匹もとれなくて、ただ珍しい恰好をして五色に彩色された鯨漁船を手帳にスケッチしたりしただけであった。
— 寺田寅彦 『初旅』 青空文庫
それを予防する人柱の代わりに、今のうちに京橋と新橋との橋のたもとに一つずつ碑石を建てて、その表面に掘り埋めた銅版に「ちょっと待て、大地震の用意はいいか」という意味のエピグラムを刻しておくといいかと思うが、その前を通る人が皆円タクに乗っているのではこれもやはりなんの役にも立ちそうもない。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
……媛神 石垣を堅めるために、人柱と成って、活きながら壁に塗られ、堤を築くのに埋められ、五穀のみのりのための犠牲として、俎に載せられた、私たち、いろいろなお友だちは、高い山、大な池、遠い谷にもいくらもあります。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
が、彼の屋敷内の数多い倉の一つにも一人の人柱は用ゐてはゐない。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
なんでもいい、一刻も早く、人柱にしてもらって、この世からおさらばさせていただき、そうして、できれば、そのことに依って二、三の人のためになりたかった。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
そんなにうまく人柱なぞという光栄の名の下に死ねなかった。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
(昭和九年十二月、渋柿)曙町より(二十三) 安倍能成君が「京城より」の中で「人柱」ということが西洋にもあったかどうかという疑問を出したことがあった。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
この話は人柱とは少しちがうが、しかしどこかしらだいぶ似たところがある。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
作例 · 標準
その技術者は、新システムの開発のために自ら人柱となった。
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過去の悲劇には、多くの人々の人柱があったと言われている。
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社会の発展のために、名もなき人柱たちの犠牲があった。
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標準
guinea pig (for a new product or service)
作例 · 標準
新しいソフトウェアのテストで、私はいつも人柱になっている。
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「人柱になるのは嫌だ」と、誰もが新製品の初期導入をためらった。
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彼は好奇心旺盛で、どんな新サービスもまず自分で試す人柱タイプだ。
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標準
hitobashira
作例 · 標準
古文書には、川の氾濫を鎮めるための人柱の記述がある。
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その橋の建設には、恐ろしい人柱の伝説が残されている。
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人柱の習俗は、現代では信じられない残酷な行為だ。
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ウィキペディア
人柱(ひとばしら)とは、人身御供の一種。
出典: 人柱 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0