挿す
さす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞頻度ランク #9441 · 青空 577 例
標準
to insert
文例 · 用例
山吹や笠に挿すべき枝の形 ひとり行く旅の路傍に、床しくも可憐に咲いてる山吹の花。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
蕭条とした山野の中を、孤独に寂しく漂泊していた旅人芭蕉が、あわれ深く優美に咲いた野花を見て、「笠に挿すべき枝のなり」と愛しんだ心こそ、リリシズムの最も純粋な表現である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
これは、設計では挿すことになっていたのを、つい挿すのを忘れたのか、手を省いて略したのか、それともいったん挿してあったのを盗人か悪戯な子供が抜き去ったか、いずれかであろうと思われた。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
それでは髪に挿す花ですね。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
娘は徐に煖炉に歩み寄り、その上なる素焼の瓶を取りて絵具入の箪笥の上に据え、それに翁草の花を挿す。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
『徒然草』の「あやめふく頃」で思い出すのはベルリンに住んではじめての聖霊降臨祭の日に近所の家々の入口の軒に白樺の折枝を挿すのを見て、不思議なことだと思って二、三の人に聞いてみたが、どうした由来によるものか分らなかった。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
」 と、膝を折りつつ低く居て、片手に松葉を拾う時、簪を鬢に挿すのであった。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
左に、腰元、木の芽峠の奥山椿、萌黄の紋付、文金の高髷に緋の乙女椿の花を挿す。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
作例 · 標準
花瓶にきれいな花を挿す。
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髪飾りを頭に挿して、出かけた。
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本の間にしおりを挿すのを忘れてしまった。
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標準
to plant (a cutting)
作例 · 標準
庭に桜の木の挿し木を挿す。
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新しい苗を畑に挿す作業は、腰に負担がかかる。
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彼は器用に木の枝を土に挿して、新しい木を育てようとした。
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標準
to arrange (flowers)
作例 · 標準
床の間に季節の花を挿すのが、彼女の日課だ。
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茶道の稽古で、先生が花を生けるように花を挿す。
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この花器には、どんな花を挿すと美しく見えるだろうか。
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標準
to wear (a sword) in one's belt
作例 · 標準
昔の人は、外出時に刀を腰に挿した。
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彼は帯に短刀を挿して、いざという時に備えた。
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祭りの衣装には、扇子を背中に挿すのが伝統だ。
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標準
to shut
作例 · 標準
泥棒が入らないように、鍵を挿して戸締りした。
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窓の隙間から風が入らないように、しっかりと戸を挿した。
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雨戸を挿して、嵐に備えた。
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