改鋳
かいちゅう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
reminting
文例 · 用例
すでにたくさんのものが頭部を造るために潰され、改鋳されている。
— AT HAKATA 『博多にて』 青空文庫
そういう幕府には市場に流通する一切の古い金貨を蒐集して、それを改鋳するだけの能力も信用もなかったからで。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
それは民間に流通するよりも多く徳川幕府の手に入って、一分銀に改鋳せらるるというものである。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
この一円銀貨は貿易銀と称して、明治十一年まで開港場以外の内地通用を禁じられていたものだが、明治四年六月十六日から新円と旧銀貨(一分銀)の交換を開始するにあたって、一分銀三百十一個をもって新貨幣百円と交換改鋳する旨を発表している。
— 服部之総 『明治の五十銭銀貨』 青空文庫
現在の小判から見りゃア、十層倍もする甲州大判の、一度の改鋳もしねえ奴がザクと有った。
— 国枝史郎 『鸚鵡蔵代首伝説』 青空文庫
金座の仕事は、第一に、小判、分判の金吹で、幕府の御手山、その他、諸国の山から出る山金を買入れて小判をつくるが、そのほかに上納金の鑑定封印、潰金、はずし金の買入れ、両替屋から瑕金、軽目金をあつめて、これを改鋳する仕事もした。
— 紙凧 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
……無理に通用させるからこそ十両は十両で通るが、天保の改鋳以来、金分はほんの二分。
— 紙凧 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
元文以来の御改鋳でいずれ金の品位が高くなると見越したもんだから、田舎を廻って天正一分判金や足利時代の蛭藻金、甲州山下一分判金などを買い集め、月並みの金調べの眼が届かないように、そいつをそっと象の胎内にしまい込んでおいたんです。
— 山王祭の大象 『平賀源内捕物帳』 青空文庫