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皆中

かいちゅう
名詞
1
標準
hitting all the targets (archery)
文例 · 用例
すくなくとも過去に於て、自分は二千枚近くの原稿を書き、そして皆中途に棄ててしまった。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
長刀を持たせると大喜びでノサバリまわって危険この上もないので地謡が皆中腰で謡ったという。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
戸締は皆中から厳重に出来ていた。
田中貢太郎 轆轤首 青空文庫
正午ごろに皆中宮の御殿へ参った。
胡蝶 源氏物語 青空文庫
院のおそばの女房の中からも、后の宮の女房の中からも容貌のすぐれた、感じのよい、品のある女は皆中将の曹司付きにあそばされ、院にいることがどこにいるよりも好きになるようにとお計らいになったのであって、うれしい玩具品のように思召すのであった。
匂宮 源氏物語 青空文庫
近代の人間と云うやつは、皆中位で満足出来ない連中だ。
芥川龍之介 路上 青空文庫
皇后として後、天位に上られたのは、皆中天皇だつた方であらう。
折口信夫 万葉集研究 青空文庫
呪詞に絡んだ伝来の信仰から、此祓詞を唱へる陰陽師・唱門師の輩は、皆中臣の資格を持つ事になつたらしい。
唱導的方面を中心として 国文学の発生(第四稿) 青空文庫