広狭
こうきょう
名詞
標準
width
文例 · 用例
なお、縦縞のうちでは万筋、千筋の如く細密を極めたものや、子持縞、やたら縞のごとく筋の大小広狭にあまり変化の多いものは、平行線としての二元性が明瞭を欠くために「いき」の効果を十分に奏しない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
又、三人の泥棒が、その縄張り地域の広狭から、それを公平に分配することを問題にして、喧嘩を始めたらどうであるか。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
而も、現在、この縄張りの広狭争いのような喧嘩が起ろうとしているのである。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
其の分封|太侈を論ずるに曰く、都城|百雉を過ぐるは国の害なりとは、伝の文にも見えたるを、国家今や秦晋燕斉梁楚呉※の諸国、各|其地を尽して之を封じたまい、諸王の都城宮室の制、広狭大小、天子の都に亜ぎ、之に賜うに甲兵衛士の盛なるを以てしたまえり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
フヱーリイあり、ヱンゼルあり、サイレンあり、スヒンクスあり、或は空中に棲めるものとし、或は地上の或奥遠なるところに住めりとなす、共に他界に対する観念なり、遠近は世界の広狭によりて差ありしのみ。
— 北村透谷 『他界に対する観念』 青空文庫
かういふやうに広狭種々の social な繋累的思想が、次第もなく簇がり起つて来るが、それがとうとう individuell な自我の上に帰着してしまふ。
— 森鴎外 『妄想』 青空文庫
人物に利鈍があり大小があり、知識に深浅があり広狭があり、境遇に順逆があれば、人々の思うところも一ツでは無く、幽邃もあり卑近もありドライな理もありウェットな情もあり様々であるが、各々その性質・状態が違っていてもその思うことは皆一ツである。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
このような事象は、その大小広狭の差こそあれ、私達が幾度も繰り返して遭遇せねばならぬことなのだ。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
作例 · 標準
会議室の広狭は、参加人数に応じて柔軟に対応できるよう設計されている。
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都会の居住空間では、広狭に関わらず、いかに快適に暮らすかが重要だ。
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その道は、広狭がまちまちで、運転には注意が必要だった。
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