揚げ物
あげもの
名詞頻度ランク #23902 · 青空 16 例
標準
deep-fried food
文例 · 用例
臓腑を抜いた家鴨、豚の腎臓、蜂蜜の中に浸った鼠の子、林檎の揚げ物に竜顔の吸物、青蟹や帆立貝――参木は翡翠のような家鴨の卵に象牙の箸を突き刺して、小声で日本の歌を歌ってみた。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
どんな大きなフライパンで揚げたのか知れないが、三尺ちかい大ブリを、支那料理の鯉のようにまるまる揚げ物にして、女の子が二人がかりで皿をはこんできた。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
そんなことは、どうでもよいとして、まず何よりも螺旋式の機関を持っているということが、この上もない掘出し物――引揚げ物だと、駒井の心を勇み立たせました。
— Ocean の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
小さな丸い揚げ物が大変に美味しく、鏡花先生も相当召し上がられたのですが、後でそれが蛙と聞いて先生はびっくりし、懐中から手ばなしたことのない宝丹を一袋全部、あわてて飲み下して、「とんだことをした」と、蒼くなっておられた時のことも今に忘れません。
— 小村雪岱 『泉鏡花先生のこと』 青空文庫
門構へとは名ばかりな二軒建の平家で、玄関の障子を開けると、勝手から揚げ物の臭ひがして来るのである。
— 岸田國士 『双面神』 青空文庫
民子は、女中を相手に、勝手で揚げ物を支度してゐると、表口から大家の息子の声で、「電話ですよ。
— 岸田國士 『花問答』 青空文庫
けれどそのときは揚げ物の衣がパン粉をとかす乳や、揚げ物の油のバターをくれるルセットがいた。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
「どら焼きとりんごの揚げ物をこしらえているところですよ」「そうらしいて。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
作例 · 標準
揚げ物の例文
ウィキペディア
揚げ物(あげもの)あるいは揚げ料理(あげりょうり)とは、高温の多量の油の中で食材を加熱調理した料理、またその調理技法をいう。
出典: 揚げ物 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0