給仕人
きゅうじにん
名詞
標準
waiter
文例 · 用例
支那人の給仕人が丸太作りの灰色の窓を閉すと、客のない閑散とした部屋々々は妾達と胡月の女将である四十前後の小柄な日本婦人花子とが囲炉裏をかこんでいた。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
ここは門司市、東川端の卑猥な街、カアルトン・バアの青い給仕人の花風病の体温、ロシア女の新らしい技術の中で無頼漢の唄う流行歌。
— 吉行エイスケ 『飛行機から墜ちるまで』 青空文庫
そのころの給仕人は和服に角帯姿であったが、震災後向かい側に引っ越してからそれがタキシードか何かに変わると同時にどういうものか自分にはここの敷居が高くなってしまった、一方ではまたSとかFとかKとかいうわれわれ向きの喫茶店ができたので自然にそっちへ足が向いた。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
こうした大食堂の給仕人はたいていそろそろ年ごろになろうという女の子であって、とにかくあまり醜くないような子をそろえている。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
給仕人はイゴとか男性とかいういかついものは取除かれた品よく晒された老人たちで、いずれはこの道で身を滅した人間であろう、今は人が快楽することによって自分も快楽するという自他移心の術に達してるように見ゆる。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
そして、今、給仕人が引下げて行つたばかりの晩餐の幾つもの皿には、その湖水でとれた新らしい香の高い魚類が料理されてあつたのです。
— 岡本かの子 『秋の夜がたり』 青空文庫
異国語の会話は、横浜の車夫、帝国ホテルの給仕人、船員、火夫に、――おい!
— 太宰治 『創生記』 青空文庫
「三十分ほど前でしたか、殿方の手洗所でこの品を見つけましたんで‥‥」 と言つて、支配人は誰が持つて來たものか誰がそこに置いたのか、給仕人達も手洗所の番人も一向氣が附かなかつた由を説明した。
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
作例 · 標準
このレストランの給仕人は、いつも笑顔で親切に対応してくれる。
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新人給仕人が、注文を間違えてしまって少し慌てていた。
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給仕人は、客が席に着くまで丁寧にお辞儀をして案内した。
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ベテランの給仕人は、客の好みを覚えていて、おすすめのメニューを的確に提案してくれた。
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