野良猫
のらねこ異読 ノラネコ
名詞頻度ランク #26808 · 青空 99 例
標準
stray cat
文例 · 用例
此奴は褌にするため、野良猫の三毛を退治て、二月越内証で、もの置で皮を乾したそうである。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
早く横になれるところをと焦っても、旅館はおろか貸間を探すにも先ず安いところをという、そんな情ない境遇を悲しんでごたごたした裏通りを野良猫のように身を縮めて、身を寄せて、さまよい続けていたのだった。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
ある日、座敷に野良猫がのっそりはいって来るのを見て、敬二郎は、ああ怖やの、おーきイな猫が来よったと、悲鳴をあげた。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
夜ふかしは何、家業のようだから、その夜はやがて明くるまで、野良猫に注意した。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
この人にね、お前の盤台を覗かせると、皆欲がるンだから……」「これ、」 旦那様苦い顔で、「端近で何の事たい、野良猫に扱いやあがる。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」 と身動きに眉を顰めて――長屋の窓からお饒舌りの媽々の顔が出ているのも、路地口の野良猫が、のっそり居るのも、書生が無念そうにその羽織の紐をくるくると廻すのも――一向気にもかけず、平気で着せて、襟を圧えて、爪立って、「厭な、どうして、こんなに雲脂が生きて?
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
大嫌な猫がまた五六疋、野良猫が多いので、のそのそ入って、ずうずうしく上り込んで、追ってもにげるような優しいんじゃない。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
藍染橋を渡る野良猫と町の猫との恋。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
公園の片隅で、小さな野良猫がじっとこちらを見ていた。
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毎晩、家の前に野良猫がやってきて、残飯をもらいにくる。
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あの野良猫、ずいぶん人になついているから、誰かに飼われていたのかもしれない。
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ウィキペディア
野良猫(のらねこ)とは、人間の生活圏に生活するネコのうち、特定の飼い主が存在しない無主物で、屋外で生活する個体の総称である。野良猫の多くは間接的に人間生活に依存している。単に「野良(ノラ)」と、あるいは「どら猫」と呼ばれることもある。
出典: 野良猫 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0