おっとり
おっとり
副詞-と副詞動詞-サ変頻度ランク #29840 · 青空 237 例
標準
gently
文例 · 用例
大隅君は独り息子であるから、ずいぶん可愛がられて、十年ほど前にお母さんが死んで、それからは厳父は、何事も大隅君の気のままにさせていた様子で、謂わば、おっとりと育てられて来た人であって、大学時代にも、天鵞絨の襟の外套などを着て、その物腰も決して粗野ではなかったが、どうも、学生間の評判は悪かった。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
お洒落でつつましやかで、おとなしくてお済しで、群っていても実は孤独で、おっとりしていてもなかなか怜悧で。
— 岡本かの子 『五月の朝の花』 青空文庫
男も女も、皆上品で慎み深く、典雅でおっとりとした様子をしていた。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
(急速にF・O) =(F・I)物部の家 嘉助老人おっとり刀で飛び出さんとするのを雪枝が縋って「何処へ?
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
白隠がこどものとき、こどもから青年にまで生い立つあいだ、朝夕、眼に親しんだ富士の姿はこのようなおっとりしたものであった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
」 と細りした頬に靨を見せる、笑顔のそれさえ、おっとりして品が可い。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
一体、山代の温泉のこの近江屋は、大まかで、もの事おっとりして、いま式に余り商売にあせらない旅館だと聞いて、甚だ嬉しくて来たのであるが、これでは余り大まか過ぎる。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
中脊で、もの柔かな女の、房り結った島田が縺れて、おっとりした下ぶくれの頬にかかったのも、もの可哀で気の毒であった。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
作例 · 標準
このことについて、「gently」という概念がある。
「gently」と言われることが多い。
「gently」という事柄は重要だ。
その場面では「gently」が適用される。