駆け引き
かけひき
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #15905 · 青空 30 例
標準
bargaining
文例 · 用例
消防当局のほうでもたとえばポンプや梯子の改良とか、筒先の扱い方、消し口の駆け引きといったようなことはかなり詳しく論ぜられていても、まだまだだいじないろいろの基礎的問題がたくさんに未研究のままで取り残されているのである。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
老父のそこまでの話の持って来方には、衰えてはいるようでも、下町の旧舗の商人の駆け引きに慣れた婉曲な粘りと、相手の気の弱い部分につけ込む機敏さがしたたかに感じられた。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
で、その話を聞き外していた間は、何をしていたかとじっくり調べてみると、或いは自分の商売の駆け引きを考えたり、或いは明日の米代の才覚をしていたり、或いは昨日の酒宴に侍した芸妓の振りまいた空世辞を、愚にもつかず悦んだりしていたのである、という事が調べ出せるだろう。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
そのような事を一度ならず二度ならず幾度となく為る時は、終に一ツの癖になって仕舞って、電報を碁の途中で入手するというような事情がなくても、碁を囲みながら商売上の駆け引きや事件の処理なんぞを考えるようになる。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
新院は味方の勢が少ないので心配しておいでになるところでしたから、為朝が来たとお聞きになりますと、たいそうおよろこびになって、さっそくおそばに呼んで、「いくさの駆け引きはどうしたものだろう。
— 楠山正雄 『鎮西八郎』 青空文庫
そんな卑怯な駆け引きはできぬ。
— 楠山正雄 『鎮西八郎』 青空文庫
だが、武家屋敷を攻めるにゃあ、そのガニ股じゃあ、駆け引きがおぼつかないよ」「どうも、手きびしいなあ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
何者か敵に攻め込まれた時、駆け引き自在であろうことを希望んで、昔はそうした風雅な構えをたしかに構えてはいたけれども、このごろになって手を入れて、ならしたようなところがあった。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
標準
tactics
標準
(tactical) advance or retreat of troops