向かい側
むかいがわ
名詞頻度ランク #27673 · 青空 71 例
標準
opposite side
文例 · 用例
ある時電車で子供を一人連れた夫婦の向かい側に座を占めて無心にその二人の顔をながめていたが、もとより夫婦の顔は全くちがった顔で、普通の意味で少しも似たところはなかった。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
父に連れられてはじめて西洋料理というものを食ったのが、今の「天金」の向かい側あたりの洋食店であった。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
そのころの給仕人は和服に角帯姿であったが、震災後向かい側に引っ越してからそれがタキシードか何かに変わると同時にどういうものか自分にはここの敷居が高くなってしまった、一方ではまたSとかFとかKとかいうわれわれ向きの喫茶店ができたので自然にそっちへ足が向いた。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
二 ある日乗り合わせた丸の内の電車で、向かい側に腰をかけた中年の男女二人連れがあった。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
去年の夏この家からは数町を距てたある停留所で電車を待っていた時に、向かい側の寄席のある路次から、ひょっくり出て来た恐ろしくふとった女があると思って見ると、それが紛れもないジョンの旧主婦であった。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
いつか上野駅の向かい側のある路地の自動車停留場で、いちばん先頭の車の運転手に例のとおり曙町まで五十銭で行かないかといったら、あまり人相のよくないその男は「イカネエ」と強い意味をその横にひん曲げた口許に表示したかと思うと、いきなりエンジンをスタートして走り出した。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
(昭和十年十月十一日) * 銀座のオリンピックで食事をしていたら、同じ食卓の向かい側に腰を掛けて何か食っていた中年の男が新たにパンを注文した。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
池を隔てて池の間と名のついたこの小座敷の向かい側は、台所に続く物置きの板蔀の、その上がちょっとしゃれた中二階になっている。
— 寺田寅彦 『竜舌蘭』 青空文庫
作例 · 標準
カフェの向かい側には、人気のパン屋がある。
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彼は通りの向かい側に立ち、彼女が出てくるのを待っていた。
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「向かい側のビルに引っ越したんです。」と彼女は言った。
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