反対側
はんたいがわ
名詞
標準
opposite side
文例 · 用例
人間の翁がそう感ずると等しく、自然自体も感ずるのであろうか、翁の指尖が目途の正面を越して反対側へ撫で移るまもないところから地平は隆起し、麓から中腹にさしかかり、ついに聳え立つ峯巒となる。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
柚木にそうさせて置いてから、老妓はその反対側の腕の皮膚を自分の右の二本の指で抓って引くと、柚木の指に挾まっていた皮膚はじいわり滑り抜けて、もとの腕の形に納まるのである。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
それでも飽き足らずに今度は垣の反対側の楓樹までも触手をのばしてわたりを付けた。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
そんな幻のような記憶が瞬間に頭をかすめて通ったが、現実のここの場面はスカンジナビアとは地球の反対側に近い日本の東京の郊外であると思うと妙な気がした。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
反対側に出ると、その部屋の、入口は開けはなたれていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
十四人が、汗のにじんだ手拭をさげ、石鹸は一ツも持たずに、マッチ工場から、貧民窟とは反対側の雑草が青濃く茂っている広場を横ぎった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
家と家の隙間は、反対側の小路に通じて開いていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
押し破ろうとして一方を押せば、押したほうは引っ込んで反対側が自分をしめつける。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
作例 · 標準
待ち合わせ場所はカフェの反対側、大きな時計台の下です。
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山の反対側には、広大な平野が広がっており、美しい夕焼けが見られる。
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あの店の反対側に新しくできたパン屋さんが、最近とても人気だ。
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