柴薪
さいしん
名詞
標準
brushwood and firewood
文例 · 用例
アブラハム、朝つとに起きて、その驢馬に鞍を置き、愛するひとりごイサクを乗せ、神のおのれに示したまへる山の麓にいたり、イサクを驢馬よりおろし、すなはち燔祭の柴薪をイサクに背負はせ、われはその手に火と刀を執りて、二人ともに山をのぼれり。
— 太宰治 『父』 青空文庫
彼、こたへて、 子よ、われここにあり、 といひければ、 イサクすなはち父に言ふ、 火と柴薪は有り、されど、いけにへの小羊は何処にあるや。
— 太宰治 『父』 青空文庫
アブラハム、壇を築き、柴薪をならべ、その子イサクを縛りて、之を壇の柴薪の上に置せたり。
— 太宰治 『父』 青空文庫
夏の暑さのために縁の外の葦竹、冬の嵐気を防ぐために壁の外に積む柴薪――人間が最少限の経費で営み得られる便利で実質的な快適生活を老年の秋成はこまごまと考へて居た。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
そしてそんな幻想と思い出に取憑かれながら、彼の夢は、その晩江州浅井の山里の、誰が家の小屋とも知れぬ戸もない廂の下に、柴薪や漬物桶などの間に挟まって、深々と睡り落ちていた。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
附近の谷へ五百ほどの兵を伏せ、柴薪を積んで道をさえぎり置けば、きっと後でものをいうと思いますが」 周瑜は、容れて、「その計もよからん」と、手筈をいいつけ、さらに、前進して夷陵へ近づいた。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
昔の人は、**柴薪**を集めて暖を取っていた。
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山道で、**柴薪**を背負って歩く老人を見かけた。
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冬の寒さをしのぐため、**柴薪**をたくさん蓄えておく必要がある。
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