端女
はしため
名詞
標準
female servant
文例 · 用例
上はお局から下お末端女まで数えたてるとざっとまず六、七百人、手続きを踏む段になれば、松平伊豆守という鬼に金棒のうしろだてがあるにはあるが、しかし、六、七百人からの奥女中をひとりひとり吟味するとなると、容易なわざではないのです。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
その途端女中部屋から、声をあわせて笑声が爆発した。
— 宮本百合子 『雑沓』 青空文庫
そこで、いったん、包みかけた荷物はほどいて、これらのお神楽師が薩摩屋敷の大広間で、腕をすぐって踊るから、志のあるほどのものは、小者端女に至るまで、来って見よとのことであります。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
尤も、番頭の佐吉が、甚だ女道樂が強く、下女|端女は言ふまでもなく主人の内儀にまで、變な素振りを見せたことは、下女のお米の話でもわかりましたが、この佐吉が案外の黒鼠で、外では隨分派手に金を費つて居ることも、次第に判つて來ました。
— 敵持ち 『錢形平次捕物控』 青空文庫
此處で凝つとお待ちして居ります」十 赤羽橋の袂から引立てゝ來た女乞食は、奉行所の端女の手で、見事に灰洗ひにされました。
— 美女を洗ひ出す 『錢形平次捕物控』 青空文庫
女中|端女等は、もとより寄り付けません。
— 殺され半蔵 『銭形平次捕物控』 青空文庫
奉公人下女|端女は、なまじつか字なんか知つて居ると、主人や朋輩にイヤがられるといふ事に氣のついたのは、ずつと後の事だ」「なる程ね」 ガラツ八は感にたへました。
— 受難の通人 『錢形平次捕物控』 青空文庫
下女や端女の持物らしくないのが、幾枚も出て来るのです。
— 白紙の恐怖 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
昔の武家屋敷では、端女(はしため)がお茶くみや掃除などの雑務を担っていた。
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彼女は使用人として仕え、端女(はしため)としての地道な仕事を黙々とこなした。
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「あのお屋敷の端女(はしため)さんが、新しい髪飾りをつけていたわよ。」と、近所の人が噂していた。
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