戯書
ぎしょ
名詞
標準
rambling writings
文例 · 用例
背後の板塀に戯書がある。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
相合傘の下に、 いきち、おるい その戯書の大写からO・Lして、7=元のお類の待っていた処 お類と伊吉のラブシーンです。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
男は、私が覗く度毎にドキンとさせられる程、いつか姉が私の顔へ眼鏡と髭とを悪戯書したその時の私の人相と、まるでそっくりなのである。
— 渡辺温 『可哀相な姉』 青空文庫
Fは、扉に斯んな悪戯書きを残した。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
翌日学校へ行くと、一郎の行くのを待ち構へてゐた村田(実際に悪戯書をした一郎の親友)が駆け寄つて来て、「君、昨日は済まなかつた。
— 牧野信一 『悦べる木の葉』 青空文庫
森先生は教壇の上から、葉子が附図の蔭にかくれて、ノートへ戯書をしているのを見つけた。
— 竹久夢二 『先生の顔』 青空文庫
わたしはその看護婦について知っているだけのことを話し、そうして、トランプに負けた者にああした悪戯書きをするのであると説明しました。
— 小酒井不木 『メデューサの首』 青空文庫
それからわたしが冷静になって考えますと、たしかにだれかが催眠剤によってわたしを眠らせ、メデューサの首の悪戯書きをしたに違いないと思いました。
— 小酒井不木 『メデューサの首』 青空文庫