熊手
くまで
名詞
標準
rake
文例 · 用例
お酉樣の熊手の裝飾、まねき猫、あんな幼い、悲しくやりきれないものを感じました。
— 太宰治 『國技館』 青空文庫
そして若者たちの中には、城館の中にしのび込んで、熊手でもつてその神樣を撲り殺した夢を見たと云ふものすら出てきた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
道の遠い所で砂利を掻いてゐる熊手の音も、側を歩く人の足音も、近い所で時計が十二時を打つ音も聞える。
— GREISE 『老人』 青空文庫
」とごま白の乱髪に骨太の指を熊手形にさしこんで手荒くかいた。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
亀井さんの門の前には、火叩きやら、なんだか奇怪な熊手のようなものやら、すっかりととのえて用意されてある。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
「諸君、二円五十銭じゃ言うたんじゃ、可えか、諸君、熊手屋が。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
「そこでじゃ諸君、可えか、その熊手の値を聞いた海軍の水兵君が言わるるには、可、熊手屋、二円五十銭は分った、しかしながらじゃな、ここに持合わせの銭が五十銭ほか無い。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
熊手は預けて行くぞ、誰も他のものに売らんようになあ、と云われましたが、諸君。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
作例 · 標準
酉の市で縁起物の熊手を買って、商売繁盛を願うのが我が家の恒例行事だ。
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庭に溜まった落ち葉を熊手で集めていると、秋の深まりを肌で感じる。
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砂場遊びをしていた子供が、プラスチックの熊手で器用に山を作っている。
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ウィキペディア
熊手(くまで)とは、日本におけるレーキの1種で、農業や庭の掃除に使われる、短い歯を粗い櫛状にならべた棒を垂直に柄に取り付けた農具。様々な変形があり、同様なレーキ類の馬鍬とも重なる。 兵庫県南部や香川県では「がんじき」、山口県東部では「がんざき」、西部では「がんぜき」とも呼ばれる。
出典: 熊手 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0