酉の市
とりのいち
名詞
標準
tori-no-ichi (held at Ōtori Shrine on each day of the Rooster in November)
文例 · 用例
東京の酉の市というのをかねて話には聞いていながら、まだ一度も見たことがない。
— 岡本綺堂 『白髪鬼』 青空文庫
早手廻しに、もうその年の酉の市を連れて歩行いた。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
何んでも一年中でこの酉の市ほど甚い雑踏はないのだから、実に無量雑多な人間が流れ込んで来る。
— 熊手を拵えて売ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
その頃は、もう、ぞろぞろと浅草一帯は酉の市の帰りの客で賑わい、大きな熊手を担いだ仕事師の連中が其所らの飲食店へ這入って、熊手を店先に立て掛け上がったりしている。
— 熊手を拵えて売ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
歳の市の方は酉の市とは違い、景気附け一方でする気合い商売でないからです。
— 歳の市のことなど 『幕末維新懐古談』 青空文庫
自然の移り變りを畫いたものに、「べつたら市が來た」「あやしき形に紙を切りなして胡粉ぬりたくり彩色の田樂みるやう裏にはりたる串のさまもをかし」酉の市の仕度をこんな風にかいてある。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
酉の市の今昔談が一と通り済んで、時節柄だけに火事のはなしが出た。
— 半鐘の怪 『半七捕物帳』 青空文庫
今その上さんが熊手持って忙しそうに帰って行くのは内に居る子供が酉の市のお土産でも待って居るのかとも見えるがそうではない。
— 正岡子規 『熊手と提灯』 青空文庫
作例 · 標準
「十一月の酉の市で、商売繁盛を願って豪華な熊手を買ってきた。」
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「浅草の酉の市は、夜通し多くの参拝客で賑わい、威勢の良い掛け声が響く。」
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「毎年、酉の市の露店で甘酒を飲むのが我が家の恒例行事だ。」
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ウィキペディア
酉の市(とりのいち)は、例年11月の酉の日に行われる祭。酉の祭(とりのまち)、大酉祭(おおとりまつり)、お酉様(おとりさま)ともいう。
出典: 酉の市 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0