掃除道具
そうじどうぐ
名詞
標準
文例 · 用例
彼は蔓のやうにからみ付くその手足を没義道にも他愛なく引き放して、いきなり外套と帽子と履物と掃除道具とでごつちやになつた真暗な中に子供を放り込んだ。
— 有島武郎 『An Incident』 青空文庫
荒物屋のおかみさんは、掃除道具を持って、大きい息子と二人でモオリスさんの別莊へ來てみた。
— 林芙美子 『美しい犬』 青空文庫
朝の掃除の時間に、ナターシャが押し棒の先に濡雑巾のついた掃除道具をもって廊下から入って来るのを見ると、伸子は活気づいた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
霜どけの田圃道を、黒板や、腰掛や、掃除道具などの行列が、かまびすしい話し声と共につづいていた。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
私は、湯屋から三円あまりの手間賃を貰ってから、いろいろの掃除道具をリヤカーに積んで親爺の家へ帰った。
— 佐藤垢石 『泡盛物語』 青空文庫