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一飯

いっぱん
名詞
1
標準
bowl of rice
文例 · 用例
一飯の恵みに与りたいのだ」 そう受取るようになった店々のものは、掃除をしたあとで立つ少年を台所の片隅に導いて食事をさせた。
岡本かの子 みちのく 青空文庫
店先の掃除をして一飯の雑作に有りついた。
岡本かの子 みちのく 青空文庫
あんたの仏道の結縁にもなる事だから、この旅僧に一飯供養しなさい」 女は驚いた。
岡本かの子 とと屋禅譚 青空文庫
来客の空腹なると否とは此方の関する処にあらず、夫れより一飯にても倹約して貯金を為すべき也。
押川春浪 警戒すべき日本 青空文庫
あの土間の處に腰を掛けてな、草鞋で一飯をしたものよ。
泉鏡太郎 雨ふり 青空文庫
飢ゑたる人に一飯を振舞ふ位の事は、貧者も亦之を能くするを得る事である。
幸田露伴 努力論 青空文庫
たとい一泊を許されないにしても、暫時ここに休息して、一飯の振舞にあずかって、それから踏み出そうと思っていたのであるが、それも断られて治三郎は腹立たしくなった。
岡本綺堂 夢のお七 青空文庫
あはれ一飯の御情に預り、御本堂への御つとめ許し賜はらば格別の御|利益たるべしと、念珠、殊勝|気に爪繰りて頼み入りしに彼の寺男、わが面体の爛れたるをつく/″\見て、まことの非人とや思ひけむ、他意も無げにうち黙頭きつ。
夢野久作 白くれない 青空文庫
作例 · 標準
「あの方に受けた一飯の恩は一生忘れません」と、彼はかつて助けてくれた恩人の墓前で誓った。
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見ず知らずの旅人に振る舞われた一杯の温かい粥、その一飯の情けが凍えた心身に染み渡った。
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どん底の生活を送っていた頃に差し出された一飯の恵みを返すべく、彼は成功して故郷へ戻った。
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