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風の音

かぜのおと
表現名詞頻度ランク #37155 · 青空 0
1
標準
sound of the wind
文例 · 用例
蕭条たる秋風の音は、それ自ら芭蕉の心霊の声であり、よるべもなく救いもない、虚無の寂しさを引き裂くところの叫である。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
同じ団体にはいってヘッベルの劇場の楽屋見学をしたときは、奈落へ入り込んでモーターで廻わす廻り舞台を下から仰いだり、風の音を出す器械を操縦させてもらったりした。
寺田寅彦 ベルリン大学(1909-1910) 青空文庫
〕そして青い橄※の森が見えない天の川の向ふにさめざめと光りながらだんだんうしろの方へ行ってしまひそこから流れて来るあやしい楽器の音ももう汽車のひゞきや風の音にすり耗らされて〔〕ずうっとかすかになりました。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
」 雷と風の音との中から、微かに兄さんの声が聞えました。
宮沢賢治 種山ヶ原 青空文庫
我れと我が身に持て腦みて奧さま不覺に打まどひぬ、此明くれの空の色は、晴れたる時も曇れる如く、日の色身にしみて怪しき思ひあり、時雨ふる夜の風の音は人來て扉をたゝくに似て、淋しきまゝに琴取出し獨り好みの曲を奏でるに、我れと我が調哀れに成りて、いかにするとも彈くに得堪えず、涙ふりこぼして押やりぬ。
樋口一葉 われから 青空文庫
閉め切った戸をがたごと鳴らしながら吹き過ぎる怖ろしい風の音は母親の不安をつのらせるばかりだった。
梶井基次郎 不幸 青空文庫
その冴えた響きはだんだん微かになって、一しきり強く吹きつけて来た風の音がした後は、四囲は以前のような、夜の更けてゆく音に帰ってしまった。
梶井基次郎 不幸 青空文庫
屋根を渡る風の音す、門に立てる松の梢を嘯きて過ぎぬ。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
作例 · 標準
嵐の夜、窓の外で不気味に響く風の音が怖くて、なかなか寝付けなかった。
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「静かな森の中で、木々が揺れる風の音だけを聞いていると、心が落ち着くね」
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荒野に立つ一本の電柱が、吹き抜ける風の音でキーンと鳴っていた。
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都会のマンションでは、すきま風の音が笛のように鳴り響くことがある。
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