濁り
にごり
名詞頻度ランク #36563 · 青空 350 例
標準
muddiness
文例 · 用例
塵埃にくすぶった草木の葉が洗われて美しい濃緑に返るのを見ると自分の脳の濁りも一緒に洗い清められたような心持がする。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
マルシャル橋や王宮橋から毎日のように眺め見下ろしたスプレーの濁り水に浮ぶ波紋を後年映画「ベルリン」の一場面で見せられたときには、往年の記憶が実になまなましく甦って来るのを感じたのであった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
必ず意味に濁りを打つか取消しの準備を言内に付け加えている。
— ――歪んだポーズ 『時代色』 青空文庫
全くその水の濁りようときたら素敵に高尚なもんでした。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
連日の雨で薄濁りの水は地平線に平行している。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
よし、何でも喰べてみよう、喰べ馴れないものを喰べて体が慄え、吐いたりもどしたり、その上、体じゅうが濁り腐って死んじまっても好いとしよう。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
水の濁りはだいぶとれたが、まだ草の葉や材木の片が泡に混って流れている。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
そして、つつましやかな氣持で甲板の一隅にぢつと佇みながら、今まで心の中に持つてゐた、人間的なあらゆる醜さ、濁り、曇り、卑しさ、暗さを跡方もなくふきぬぐはれてしまつたやうな、美しく澄み落ち着いた自分になつてゐた。
— 南部修太郎 『處女作の思ひ出』 青空文庫
作例 · 標準
台風の後、川の水は濁りがひどかった。
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この日本酒は、あえて濁りを残して作られている。
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水槽の濁りがなかなか取れなくて困っている。
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標準
impurity (of the world, one's heart, etc.)
作例 · 標準
都会の濁りに染まらず、純粋な心を保ちたい。
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彼の目には、世の中の濁りを知らない純粋さがあった。
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心の濁りを洗い流すために、座禅を組むことにした。
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標準
dakuten (diacritic indicating a voiced consonant)
作例 · 標準
「か」に濁りを付けると「が」になる。
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この漢字には濁りが付くため、発音に注意が必要だ。
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日本語の濁りのルールは、外国人には難しいらしい。
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標準
unrefined sake
作例 · 標準
昔ながらの酒蔵では、濁りをそのまま出荷することもある。
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彼の家では、自家製の濁りを毎年作っていた。
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濾過されていない濁りには、独特の風味がある。
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