混迷
こんめい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #22636 · 青空 113 例
標準
turmoil
文例 · 用例
」 私は、それ以来、人間はこの現実の世界と、それから、もうひとつの睡眠の中の夢の世界と、二つの世界に於いて生活しているものであって、この二つの生活の体験の錯雑し、混迷しているところに、謂わば全人生とでもいったものがあるのではあるまいか、と考えるようになった。
— 太宰治 『フォスフォレッスセンス』 青空文庫
その先に広がるのは混迷なのか、想像を超えた調和なのか」(『免疫の意味論』) 発病以来、繰り返しの長期入院や周期的に訪れる体調の悪化で、仕事はあまりできなくなりました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
これには勿論私自身の、あの小論文を起稿するに際しての甚だしき不用意、用語の不注意、引例の不妥当、論理の混迷、非系統的に問題を無暗にひろげてしまつたこと等が禍ひしてゐることは私の躊躇するところなく認めるところである。
— 平林初之輔 『諸家の芸術価値理論の批判』 青空文庫
おもうに今日、一部のめざめたる人を除き、国民大衆のほとんどすべては、いまだに虚脱と混迷の間をさまようて、あらゆる方面において、ほんとうに再出発をしていない。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
新感覚が清少納言に比較して野蛮人のごとく鈍重に感じられると云うことは、清少納言の官能が文明人のごとく象徴的混迷を以って進化することが不可能であったと感じられることと等しくなる。
— 感覚活動と感覚的作物に対する非難への逆説 『新感覚論』 青空文庫
(二四、七、八)全體主義に關する混迷を明かにす「新日本の進路」脱稿後、これに使つた「統制主義」という言葉が「全体主義」と混同され、文章全体の趣旨を誤解せしむる惧れありとの忠告を受けた。
— 石原莞爾將軍の遺書 『新日本の進路』 青空文庫
時代の知性の特色は帰趨を失った知識人の不安であるとされ、不安を語らざる文学、混迷と否定と懐疑の色を漉して現実を見ない文学は、時代の精神に鈍感な馬鹿者か公式主義者の文学という風になった。
— 宮本百合子 『今日の文学の展望』 青空文庫
かかる有様で、プロレタリア文学運動の退潮後、文学論議は混迷しつづけて益々思弁の瑣末末技の穿鑿に走った。
— 宮本百合子 『今日の文学の展望』 青空文庫
作例 · 標準
経済は混迷を極め、多くの企業が困難に直面している。
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政局の混迷が続き、国民の不満が高まっている。
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彼は心の混迷を乗り越え、新しい一歩を踏み出した。
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