逆光線
ぎゃっこうせん異読 ぎゃくこうせん
名詞
標準
backlight (in photography, etc.)
文例 · 用例
そこでおれはすっかり舞台に居るやうなすっきりした気持ちで四月の初めに南の建物の影が落ちて呉れ〔る〕限界を屋根を見上げて考へたり朝日や夕日で窓から花が逆光線に見えるかどうか目測したりやってから例の白いほうたいのはじで庭に二本の対角線を引かせてその方庭の中心を求めそこに一本杭を立てた。
— 宮沢賢治 『花壇工作』 青空文庫
紫綾の大法衣、 逆光線に流れしめ、六道いまは分るらん、 あるじの徳を讃へけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
そして、ちょうど太陽の光の反射のなかへ漕ぎ入った船を見たとき、「あの逆光線の船は完全に影絵じゃありませんか」 と突然私に反問しました。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
遠景、渋谷越の山峰は日暮れの逆光線に黝んでいる。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
逆光線で初めはフリのお客かと思っていると、それが思いがけなく美沢であった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
逃げる彼は断じて泥棒ではない、僕の正直な友なのだと僕は弥次馬に途中で説明したので、既に彼等は四散して、五重塔の薄闇の中に二人は夫々の相手の顔だけを見出し、何か古風な舞台面の決闘の場で、人物の姿はシルエツトの切り抜きのやうに梢から洩れる星空からの逆光線の中に佇むでゐた。
— 牧野信一 『凩日記』 青空文庫
私は、宙を踏む心地で一条の光りを頼つて、屋根裏の納屋に忍んで行くと、三本の酒徳利が卓子の上で天井裏から洩れる可細い逆光線に半面を照らされてゐるのを発見すると、思はずその下に膝を突いて胸先に厳かな感謝の十字を切つた。
— 牧野信一 『鬼の門』 青空文庫
山々はたゞその逆光線の中に、ぼんやりとして、私達の歩いて行く畦道が一筋、澪のやうに陽りの中に消えてゐた。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
ウィキペディア
逆光線(ぎゃくこうせん)は、Charの3枚目のシングル。
出典: 逆光線 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0