坐像
ざぞう
名詞
標準
seated figure (e.g. of Buddha)
文例 · 用例
白理、優婉、明麗なる、お十八、九ばかりの、略人だけの坐像である。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
スラバヤ同様猴に懐妊を祈ること出口米吉氏の「土俗覧帳」(『人類学雑誌』二八巻十号)に『大朝』紙を引いて、尾張海東郡甚目寺観音院境内にオサルサマあり、子を授くるとて信者多し、その本尊木彫の猴、高さ一尺内外の坐像、半身大の桃実を抱き真向に坐す。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
禅師は元来は仏師でありましたので、その道には優れた腕をもっておられ、五百羅漢製作においても多大の精進を積まれ一丈六尺の釈迦牟尼仏の坐像、八尺の文殊、普賢の坐像、それから脇士の阿難迦葉の八尺の立像をも彫まれました。
— 私の守り本尊のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
実際、水車が廻つてゐるときにベツドに起きあがつて鵞鳥などを抱えてゐる私の坐像は、バネの上だつたからまはりの鳥共よりも稍面白気に諧調的な震動律をもつて弾んでゐた。
— 牧野信一 『剥製』 青空文庫
私は、たゞもうこれはこれは……と驚くばかりで、漸く母親を抱きあげようとすると、それはいつの間にか青銅の坐像と化してゐて、断じて私の力では持ちあがらぬのだ。
— 牧野信一 『剥製』 青空文庫
正式の寸法の割合として、たとえば坐像二尺の日蓮上人、一丈の仁王と木寄せをして仏師へ渡します。
— 「木寄せ」その他のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
彼は、兎も角、一つの仕事だけに夢中で突入してゐるらしい自分の坐像を見詰めてゐるだけだつた。
— 牧野信一 『鶴がゐた家』 青空文庫
うす暗い本堂の中で、私たちは名高い如意輪観音の坐像を見ました。
— 薄田泣菫 『中宮寺の春』 青空文庫
作例 · 標準
寺院の本堂には巨大な大仏の坐像が安置されている。
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博物館には、古代エジプトの神々の坐像が多数展示されていた。
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作者は仏師で、特に繊細な表情の坐像を得意としている。
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