立像
りつぞう
名詞
標準
standing statue
文例 · 用例
暫らく停まつて呼吸を入れてゐた船は、こつちを目がけて、走つて来る、難所中の難所といふ、やぐらの瀑へかゝつて来たときは、波から三尺ばかり船体が乗り出したと思ふと、水煙が噴水の柱のやうに立つて、船頭の黒い立像が、水沫の中から二体浮び出た、火影に映る消防夫の姿のやうに。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
『立像』の新短歌について何か思ったことを書けとの御沙汰でしたから手近にあった第三号をあけてはじめから歌だけ拾って読んで行きました。
— 寺田寅彦 『御返事(石原純君へ)』 青空文庫
『立像』の詩はおそらくそういう風な、常套の言葉で現わしにくいものを表現しようと狙っているのではないかという気がしました。
— 寺田寅彦 『御返事(石原純君へ)』 青空文庫
(昭和九年七月『立像』)
— 寺田寅彦 『御返事(石原純君へ)』 青空文庫
中央に何かしら盾のようなものがあってその両脇に男と女の立像がある。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
右側の回廊の柱の下にマドンナの立像があってその下にところどころ活版ずりの祈祷の文句が額になってかけてあります。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
ある寒い夕方野こえ山こえようやく一つの古い町にたどり着いて、さてどこを一夜のやどりとしたものかと考えましたが思わしい所もありませんので、日はくれるししかたがないから夕日を受けて金色に光った高い王子の立像の肩先に羽を休める事にしました。
— 有島武郎 『燕と王子』 青空文庫
たいへんやさしい王子であったのが、まだ年のわかいうちに病気でなくなられたので、王様と皇后がたいそう悲しまれて青銅の上に金の延べ板をかぶせてその立像を造り記念のために町の目ぬきの所にそれをお立てになったのでした。
— 有島武郎 『燕と王子』 青空文庫
作例 · 標準
駅前ロータリーの中央には、この街の出身である偉大な音楽家の立像が建てられている。
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鎌倉の大仏は座っている像だが、奈良の東大寺にある金剛力士像は迫力満点の立像だ。
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美術館のホールに、古代ローマ皇帝をモデルにした見事な大理石の立像が展示されていた。
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