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機宜

きぎ
名詞
1
標準
opportuneness
文例 · 用例
今起った一揆は少しでも早く対治して終って其の根を張り枝を茂らせぬ間に芟除き抜棄てるのを機宜の処置とする。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
信玄の落着き振りと、この機宜の処置とは将に崩れかかった味方に百倍の勇気を与えた。
菊池寛 川中島合戦 青空文庫
〔欄外「須宜」〕そこで第三に機は機宜という熟字に見られるごとく、宜の意味を有している。
三木清 親鸞 青空文庫
これはたんに、依頼人がロス氏というビジネス界と市政の大立物なので、とくに大事をとったにすぎなかったのかもしれないが、この署長の措置は、おおいに機宜を得たものとして、のちのちまで長く一般の好評を博したのだった。
牧逸馬 チャアリイは何処にいる 青空文庫
それはまったく機宜に適した処置であった。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
ウルリーケはこまごま当時の情況を述べたが、それはすこぶる機宜を得た処置だった。
小栗虫太郎 潜航艇「鷹の城」 青空文庫
剣刃上に、殺活を論じ、棒頭上に機宜を別つ。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
このことは自分でも「正直のところあまりびっくりしてどうにも足が動かなかった」と告白しているとおり、この一種形容できない白昼の驚怖感が、刹那彼の神経を萎縮させて、とっさの判断、敏速|機宜の行動等をいっさい剥奪し、呆然として彼をいわゆる不動|金縛りの状態に、一時|佇立せしめたのだと省察することができる。
牧逸馬 女肉を料理する男 青空文庫
作例 · 標準
状況に応じて、機宜、計画を変更する必要がある。
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彼はその場の機宜を捉え、的確なアドバイスをした。
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会議では、発言の機宜をうかがいながら、慎重に意見を述べた。
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「ここでは機宜をみて、一度仕切り直しましょう。」
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