時機
じき
名詞頻度ランク #33470 · 青空 852 例
標準
opportunity
文例 · 用例
おれの生きてゐる間、おれの眞價の發揮できる時機が來るかどうかわからぬが、しかし、その時が來たら、おれだつて大いに働く。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
プロバビリティの問題、エントロピーの時計の用途は存外に広いという事を思い出すに格好な時機ではあるまいか。
— 寺田寅彦 『時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ』 青空文庫
十回目あたりからベーアのつけていた注文の時機が到来したと見えて猛烈をきわめた連発的打撃に今までたくわえた全勢力を集注するように見え、ようやく疲れかかったカルネラの頽勢は素人目にもはっきり見られるようになった。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
私は将来いつかは文明の利器が便利よりはむしろ人類の精神的幸福を第一の目的として発明され改良される時機が到着する事を望みかつ信ずる。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
それにはいわゆるデザートコースにはいってからがきわめて適当な時機であろうという事も了解される。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
ただし、残された一つのことは、自分の気持をゆがめずに三隅母子に伝える時機と方法とをつくることだけだった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
幼君手を拍ちて、「可し、汝が觀る處予が心に合へり、予も豫て杢をこそと思ひけれ、今汝が説く所によりて、愈々渠が人材を確めたり、用ゐて國の柱とせむか、時機未だ到らず、人には祕せよ」とぞのたまひける。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
斯くて幸豐君は杢を擧げて、一國の老職となさむと思はれけるが、もとより亂世にあらざれば、取立ててこれぞといふ功は渠に無きものを、みだりに重く用ゐむは、偏頗あるやうにて後暗く、はた杢を信ずる者少ければ、其命令も行はれじ、好き機もがなあれかしと時機の到るを待給ひぬ。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
作例 · 標準
株式市場は今が買いの時機だと言われている。
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海外進出を検討する上で、時機を見極めることが重要だ。
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彼女は時機を捉え、新しいビジネスを成功させた。
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