埴輪
はにわ
名詞
標準
haniwa
文例 · 用例
埴輪のやうな、テラコツタの肌をしてゐるのであります。
— 太宰治 『國技館』 青空文庫
棺は蓋を取られたまま投出され、埴輪人形の首が二つ三つ、傍にころがっている。
— 中島敦 『木乃伊』 青空文庫
その内にちよとした雑木林の中で自分の着てゐた麦藁帽子が見付かつたので、そのあたりの草の中を捜してゐると、畳一枚ぐらゐの所に草のよれよれになつた所があつて、其所に埴輪とも玩具の人形とも判らない七寸ぐらゐの古い古い土の人形があつて、その傍に一疋の小さな黒蛇が死んでゐた。
— 田中貢太郎 『雑木林の中』 青空文庫
生きた埴輪のように血の中に座らされている右衛門の顔は、真蒼になりながら泣き続けている。
— 菊池寛 『三浦右衛門の最後』 青空文庫
そのうちにちょとした雑木林の中で己の冠ていた麦藁帽子が見つかったので、そのあたりの草の中を捜していると、畳一枚ぐらいの処に草のよれよれになった処があって、そこに埴輪とも玩具の人形とも判らない七寸ぐらいの古い古い土の人形があって、その傍に一|疋の小さな黒蛇が死んでいた。
— 田中貢太郎 『雑木林の中』 青空文庫
* * これは、我が国では、埴輪人形の昔より、人間や、人間が愛していた動物などの形をつくって、それが生埋めになることからのがれさせて呉れたのであるが、その後、愛玩物としての人形が発達した。
— 海野十三 『人造物語』 青空文庫
それから瓢簟山の頂上に於て、埴輪土偶を二|個發見した關係から、四ヶ|處の隆起せる山頂を以て、古墳では無いかといふ疑問を生じ、若し其隆起せる山頂が、瓢簟形か或は前方後圓の古墳であるとすれば、其山頂の古墳と山麓の横穴と、如何なる關係を有するであらうか。
— お穴樣の探檢 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
這んな事で一|向に要領を得ず、山頂の方では、僅かに埴輪の破片(雲珠、鞆等)を見出したのみ、それで大發掘の第一|回を終つた。
— お穴樣の探檢 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
作例 · 標準
古墳の周りに並べられた埴輪は、当時の祭祀の様子を物語っている。
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子供の頃、博物館で見た独特な形の埴輪が印象に残っている。
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埴輪の顔は、素朴ながらも力強い表情をしている。
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ウィキペディア
埴輪(はにわ)は、古墳時代の日本の特有の器物。一般的には土師器に分類される素焼き土器である。祭祀や魔除けなどのため、古墳の墳丘や造出の上に並べ立てられた。日本各地の古墳に分布している。埴とは「赤い土」の意味があり、輪とは「取り囲む」意味を持つ。
出典: 埴輪 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0