泥土
でいど
名詞
標準
mud
文例 · 用例
雪のおもてには枝の折片が刺されていたり、泥土が流れていたりして、いかにもうす汚ない、白馬岳の雪の美しいことは、こんなものでは無いと、高頭君がしきりに説明してくれる。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
雪は古くなるほど、結晶形を失って、粒形に変化するもので、粒形になると、純白ではなくなる、また粒形にならないまでも、古い雪に白い輝きがなくなるのは、一部は空気を含むことが少ないからで、一部は鉱物の分子だの、塵芥泥土だのが加わって、黄色、灰色、または鳶色に変ってしまうからだ。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
しかし今度襲われる地方がどの地方でそれが何月何日ごろに当たるであろうということを的確に予知することは今の地震学では到底不可能であるので、そのおかげで台湾島民は烈震が来れば必ずつぶれて、つぶれれば圧死する確率のきわめて大きいような泥土の家に安住していたわけである。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
二ひきの蛙は、からだから泥土をおとすために、池のほうにいきました。
— 新美南吉 『二ひきの蛙』 青空文庫
しかしそういう場合に、もし感情は感情として、ほんとうの学問のために冷静な判断を下し、泥土によごれた玉を認めることができたら、世界の、あるいはわが国の学問ももう少しどうにかなるかもしれない。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
子供達は井戸替え連中の帰るのを見すまし、まだ泥土でねばねばしている流し場を草履で踏み乍ら、井戸替えの済んだばかりの井戸側のまわりに集ってなかを覗く。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
『何、左樣でない、此獸は泥土と、松脂とで、毛皮を鐵のやうに固めて居るのだから、小銃の彈丸位では容易に貫く事が出來ないのさ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
確かに今乗った下らしいから、また葉を分けて……ちょうど二、三日前、激しく雨水の落とした後の、汀が崩れて、草の根のまだ白い泥土の欠目から、楔の弛んだ、洪水の引いた天井裏見るような、横木と橋板との暗い中を見たが何もおらぬ。
— 泉鏡花 『海の使者』 青空文庫
作例 · 標準
大雨の後、農作物は泥土に覆われてしまった。
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泥土を採取し、その成分を分析した。
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「うわっ、泥土が服についちゃった!」
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