泥濘
ぬかるみ
名詞
標準
muddy place
文例 · 用例
わが行軍の日は憩はず人馬先に爭ひ走りて輜重は泥濘の道に續けり。
— 萩原朔太郎 『南京陷落の日に』 青空文庫
笠島はいづこ五月の泥濘道 芭蕉の行く旅の空には、いつも長雨が降りつづき、道は泥濘にぬかっていた。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
泥濘のひどい道に古靴を引きずって役所から帰ると、濡れた服もシャツも脱ぎ捨てて汗をふき、四畳半の中敷に腰をかけて、森の葉末、庭の苔の底までもとしみ入る雨の音を聞くのが先ず嬉しい。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
そして春田のような泥濘の町を骨を折って歩かなければならなかった。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
霜解けの深い泥濘が、行人の下駄の歯の跡を残して、たちまちに凍ってしまった。
— 梶井基次郎 『不幸』 青空文庫
舷側の水かきは、泥濘に踏みこんで、二進も三進も行かなくなった五光のようだった。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
…… 雪解の沼のような泥濘の中に寝て、戦争をしたこともあった。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
馬の横腹から頬の辺まで、雨上がりの泥濘がべっとりついて塗り立ての泥壁を見るようである。
— 寺田寅彦 『断片(1)』 青空文庫
作例 · 標準
大雨の後は、公園のぬかるみに子供たちが大喜びで飛び込んでいた。
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足元のぬかるみに気をつけながら、ゆっくりと山道を登った。
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長靴を履いていなかったので、ぬかるみに足を取られ大変だった。
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