黄蝶
きちょう異読 キチョウ
名詞
標準
large grass yellow (species of butterfly, Eurema hecabe)
文例 · 用例
廿二日、庚寅、天晴、未剋、鶴岳上宮の宝殿に、黄蝶大小群集す、人之を怪しむ。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
あれからもう既に六十日にちかい月日が経つて、蝉の声はすつかり止絶えて、わづかばかりの赤トンボと秋型の黄蝶がちらほらとしか飛んでゐない頃となつた。
— 牧野信一 『ベツコウ蜂』 青空文庫
蓋の裏に列記せられたる女王の名は「花せゝり」「黄まだら」「日陰蝶」「蛇の目」「豹文」「緋威」「黄べり立て羽」「揚羽」「一文字」「山黄蝶」「日光白蝶」「大紫」「山女郎」などで、其中で価の貴いのは大紫、可愛らしいのは山黄蝶であらう。
— 正岡子規 『蝶』 青空文庫
秋湿り秋風に悩む黄蝶は二つをり秋風の午後に輝く青木榴十一月五日(土曜)雨 初校四百三十二まで。
— 一九二七年(昭和二年) 『日記』 青空文庫
」 そとから舞い込んで来たらしい、雌雄の黄蝶がもつれ合いながら、襖へ時々羽を触れては、幽かな音を立てていた。
— 国枝史郎 『仇討姉妹笠』 青空文庫
唯或時私は見るともなく窓外に目をやると、珍しくも一匹の黄蝶がひら/\と中庭を飛んでいるのが目に入った。
— 高浜虚子 『丸の内』 青空文庫
城壁のような無骨な壁と銃眼のような窓の並んでいるその単調な眺めの中に、計らずも黄蝶の舞を見出でたという事は、はからざる喜びであった。
— 高浜虚子 『丸の内』 青空文庫
シュミーズの背筋にあたるあたりにあの不吉な黄色いシミが、爪黒黄蝶の鱗粉のようなものがかすかについていた。
— 久生十蘭 『肌色の月』 青空文庫
作例 · 標準
菜の花畑の上を、小さな黄蝶がひらひらと舞っている。
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「あ、見て!黄蝶がシロツメクサにとまったよ」
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幼い頃、虫取り網を持って野原で黄蝶を追いかけたのを思い出す。
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図鑑で調べると、この黄色い羽根の蝶はキチョウという種類だった。
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標準
yellow butterfly
作例 · 標準
春の陽気に誘われて、鮮やかな黄蝶が庭のパンジーにやってきた。
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「わあ、きれいな黄蝶!春が来たって感じがするね」
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日当たりの良い土手で、二羽の黄蝶が重なり合うように飛んでいる。
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遠くから見ると、舞い落ちる銀杏の葉がまるで黄蝶のように見えた。
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