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几帳

きちょう
名詞
1
標準
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文例 · 用例
社長に泣きつけば自分だけはまだ入れて呉れるかも知れないといふ位に考へてゐた彼女は、それにどう返事して好いか悪らずに、几帳面に坐つてさへゐれば好いことにしてゐた。
――飜弄さる 蜻蛉 青空文庫
ごつ/\した、几帳面な藤井先生までが、野球フワンとなっていた。
黒島傳治 鍬と鎌の五月 青空文庫
律儀な、几帳面な男でもない。
黒島傳治 自画像 青空文庫
木谷は、几帳面で、根気強い活溌な性質がとくをして、上等兵になっていた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
兄はそのあひだに、几帳面らしく眞野と飛騨へ、お世話になりました、と言つてお辭儀をして、それから小菅へ眞面目な顏で尋ねた。
太宰治 道化の華 青空文庫
あの几帳面に見える園には不思議な現象だと人見の思うのはこのことだけだった。
有島武郎 星座 青空文庫
敲き大工の息子ですから、几帳面に長く坐っていると立てなくなりますよ」 渡瀬さんはそういって、片眼をかがやかしながら、からからと笑って膝を崩した。
有島武郎 星座 青空文庫
敲き大工の息子ですから、几帳面に長く坐っていると立てなくなりますよ」 といって思いきり彼らしい調子を上げて笑い崩した。
有島武郎 星座 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の貴族の女性は、几帳越しに客人と対面するのが一般的だった。
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博物館の展示室で、色鮮やかな絹が張られた雅な几帳を見学した。
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「まあ、この几帳の刺繍、なんて細かくて美しいんでしょう」
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時代劇のセットとして、部屋の仕切りに大ぶりの几帳が置かれている。
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ウィキペディア

几帳(きちょう)は、平安時代以降公家の邸宅に使われた、二本のT字型の柱に薄絹を下げた間仕切りの一種。

出典: 几帳 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0