芹
せり異読 セリ
名詞頻度ランク #15743 · 青空 184 例
標準
Java water dropwort (Oenanthe javanica)
文例 · 用例
これきりに径尽きたり芹の中 塵芥に埋れた径。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
雑草に混って芹が生えているのだろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
古寺やほうろく捨てる芹の中 荒廃した寺の裏庭に、芥捨場のような空地がある。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
そこには笹竹や芹などの雑草が生え、塵芥にまみれて捨てられてる、我楽多の瀬戸物などの破片の上に、晩春の日だまりが力なく漂っているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
時に野外や近郊を歩くときでも、彼はなお目前の自然の中に、転寝の夢に見る夢を感じて古寺やほうろく捨る芹の中 と、冬日だまりに散らばう廃跡の侘しさを咏むのであった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
…… 松杉、田芹、すつと伸びた酸模草の穂の、そよとも動かないのに、溝川を蔽ふ、たんぽゝの花、豆のつるの、忽ち一|所に、さら/\と動くのは、鮒、鰌には揺過ぎる、――昼の水鶏が通るのであらう。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
市ヶ谷の女学校へはいってすぐ、芹川さんというお友達が出来ましたけれど、その当時はそれでも、芹川さんに優しく叮嚀につき合っているつもりでいたのですが、これも、いま考えてみると、やっぱり私は、ひどく思いあがって、めんどうくさいけれど親切にしてあげるというような態度も、はたから見ると在ったかも知れません。
— 太宰治 『誰も知らぬ』 青空文庫
芹川さんもまた、ずいぶん素直に、私の言うこと全部を支持して下さるので、勢い主人と家来みたいな形になってしまうのでした。
— 太宰治 『誰も知らぬ』 青空文庫
作例 · 標準
春になると、河原で採れた新鮮な芹(せり)がおひたしや汁物に使われる。
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お父さんが田んぼの隅で育てていた芹(せり)が、今年もたくさん採れた。
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この七草粥には、名脇役として爽やかな香りの芹(せり)が欠かせない。
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