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烏帽子

えぼし
名詞
1
標準
eboshi
文例 · 用例
折釘に烏帽子かけたり宵の春春の夜に尊き御所を守る身かな春雨や同車の君がさざめ言ほととぎす平安朝を筋かひにさしぬきを足で脱ぐ夜や朧月 引例を見ても解るように、特に春の句においてそれが多いのは、平安朝の優美でエロチックな文化や風俗やが、春宵の悩ましい主観において、特にイメージを強く与えるためなのだろう。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
外へ出て見ると月は高い、槍ヶ岳は大海から頭をのそりと出す烏帽子岩のようで、雪の白条は岩の上へ鴎が糞を落したようだ、自分は恍惚として、今山の巓に立っているのか、波の寄る渚を歩いているのかと、惑った、夜の自然は一切を平等にして、山とか海とかに仮現する異性を失わせる。
小島烏水 奥常念岳の絶巓に立つ記 青空文庫
烏帽子直垂とでもいったような服装をした楽人達が色々の楽器をもって出て来て、あぐらをかいて居ならんだ。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
然るに、観聞志と云へる書には、斉川以西有羊腸、維石厳々、嚼足、毀蹄、一高坂也、是以馬憂、人痛嶮艱、王勃所謂、関山難踰者、方是乎可信依、土人称破鐙坂、破鐙坂東有一堂、中置二女影、身着戎衣服、頭戴烏帽子、右方執弓矢、左方撫刀剣とありとか。
泉鏡太郎 甲冑堂 青空文庫
また其の岬を大蛇灘が巻いて、めぐつて、八|雲崎、日暮崎、鴨崎、御室、烏帽子岩、屏風岩、剣岩、一つ一つ、神が斧を打ち、鬼が、鉞を下した如く、やがては、巨匠、名工の、鑿鏨の手の冴に、波の珠玉を鏤め、白銀の雲の浮彫を装ひ、緑金の象嵌に好木奇樹の姿を凝らして、粧壁彩巌を刻んだのが、一|目である。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
ために黒さに艶を増した烏帽子岩を頭に、尾を、いまの其の色の波にして、一|筋。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
御占場の方を尾に、烏帽子岩に向つて、一|筋。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
で、諸大名ら人※の執成しで、将軍|義澄の叔母の縁づいている太政大臣九条|政基の子を養子に貰って元服させ、将軍が烏帽子親になって、その名の一字を受けさせ、源九郎|澄之とならせた。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
作例 · 標準
「成人式で、男性が黒い烏帽子をかぶっている姿が凛々しかった。」
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「歴史ドラマで、平安貴族が優雅に烏帽子をかぶって歩くシーンが印象的だった。」
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「神社の祭りで、巫女舞の際に烏帽子を着用することがある。」
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「この能面には、どのような烏帽子が合うのだろうか?」
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ウィキペディア

烏帽子(えぼし)は、平安時代から現代にかけて和装での礼服着装の際に成人男性が被った帽子のこと。

出典: 烏帽子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0