奪い合い
うばいあい
名詞頻度ランク #30369 · 青空 41 例
標準
scramble (for)
文例 · 用例
そして今度は帽子の奪い合いをしている。
— 断片 『小さき良心』 青空文庫
こゝに、泥棒と泥棒が、その盗品を一方が少く、他方が多いのを理由に又、奪い合いしたらどうであろう。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
なかでも、「奪い合い」という長編戯曲に就いては私は、いまでも、その中の人物の表情までも、はっきり思い出すことができるのであります。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
義枝たちも何か毎日活気づいて、赤ん坊の奪い合いで大声を立て、家の中はめきめき明るくなり、いってみれば持子は肩身が広くなった。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
あなたの作品を、うちの女房と娘が奪い合いで読んでいますよ。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
「おい、戦争がもっと苛烈になって来て、にぎりめし一つを奪い合いしなければ生きてゆけないようになったら、おれはもう、生きるのをやめるよ。
— 太宰治 『たずねびと』 青空文庫
――公衆の面前で自分の名誉を傷付けた者に対し、それから……ネルソンのように女の奪い合いで……。
— 岡本かの子 『決闘場』 青空文庫
もっとも、朋輩との客の奪い合いには、浅ましいくらい厚かましく出て、さすがに「ベンゲットの他あやん」の凄みを見せ、その癖酒は生駒に願掛けたといって一滴ものまず、なお朋輩に二十銭、三十銭の小銭を貸すと、必ず利子を取った。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
作例 · 標準
例句