奪う
うばう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞頻度ランク #10142 · 青空 4325 例
標準
to take (by force)
文例 · 用例
これらの石は皆雨に晒され、火に打たれた断片である、壊敗の形骸である、しかも血を踏まざる自然の零落は、未だ死んだこともなければ、朽ちたこともない、之を荒廃、寂莫、零落と呼べばとて、誰か彼等より、不死の性を奪う権力をか授けられたる、偉大なるは常念岳である。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
いたづらな風が頻りに裾を奪うとするからである。
— ――何人か良案はないか?―― 『風と裾』 青空文庫
○=附近 お小夜と半次がその侍の前方に立ちふさがり、遂に四人でその侍を叩き伏せ文箱を奪う。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
約十年間郷里を離れていて、一昨年帰省してからも、やはり私の心を奪うものは、人間と人間との関係である。
— 黒島傳治 『海賊と遍路』 青空文庫
貧乏は悪徳である、貧者はその自覚の抑圧に苦しみ、富の美徳を獲得せんと焦慮するために働きあるいは盗み奪う……」 呉服の地質の種類や品位については全く無知識な自分も、染織の色彩や図案に対しては多少の興味がある。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
理屈なし説明なしに端的にすべての人の心を奪う種類のフィルムであり、活動映画というものの独自な領域を鮮明に主張したものである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
奪うなら奪って御覧なさい。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
私は奪われる前に屹度自分の体を奪う価値のないものにしてお目にかけますから。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
to absorb (one's attention)
作例 · 標準
例句